Drugstar Lead‐“患者が知りたい役立つ情報”を提供するツール
東日本メディコムでは、対面型薬剤情報システム「Drugstar Lead(ドラッグスターリード)」を展開している。同サービスはウェブサービスで、処方歴から前後の変更点に着目し、変更となった薬剤や注意が必要な薬をタブレット画面に表示することで対人業務に利用できるというもの。
「Drugstar Lead」では、メインメニューから「待ち受け」を選び、「待ち受け」から服薬指導する患者を選択することで準備が整う。この段階で患者を呼び、タブレット画面上の「OK」ボタンを押す。「OK」ボタンを患者自身に押してもらうことで、“呼び出し間違い防止”や“患者参加型の服薬指導”を実現することも可能だ。
実際に薬剤の変更点の説明に入る前には、薬剤師の自己紹介をタブレット画面を示すことができるのも特徴だ。薬剤師になった理由や薬剤師のやりがい、経歴・認定資格・論文学会発表の実績など、薬剤師自身の自己紹介や研鑽をアピールでき、差別化を強化することができる。
薬剤の変更点の説明においては、処方内容から薬剤の変更点に着目し、特に注意すべき点を、薬剤写真を示しながら服薬指導に利用することができる。先発品から後発品のように同成分薬剤への変更は自動で判別する。同効薬に変更の場合、同効薬はドラッグ操作で変更された薬剤先に移動させることができる。タブレット画面を用い、患者の目の前で動かすことによって、注意点に意識を集中させられる。
こうした説明内容は、患者に帳票で持ち帰ってもらうことも可能。また、薬剤師側は患者に渡した帳票だけでなく、処方歴も薬局外から参照することができ、時間外対応という面でも活用できる。
実際に「Drugstar Lead」を導入したユーザーからは、「前回処方と今回処方を比較して、表示してくれる。薬が減れば“良かったですね。良くなっていますよ”、薬が増えれば“一緒に頑張っていきましょうね”と、薬の変更点から薬物治療の評価として使える。いわば“患者の成績表”である」といった声が挙がっているという。患者の生活内容をヒアリングし、生活ストーリーを描き、その生活の中で薬剤師ができることを考える重要性が指摘されている。
「Drugstar Lead」を活用することによって、そのきっかけ作り、あるいは薬局の差別化につながっていくことが期待される。
東日本メディコム
http://www.e-medicom.co.jp/shohin02/dsl/