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「2045年問題」

2018年04月09日 (月)

◆今から27年後にコンピュータの能力が人類を超えるシンギュラリティ(技術的特異点)に到達すると予測される「2045年問題」。具体的には人工知能(AI)の技術開発が進化し人間の能力を超えるという予測だが、あながちSFの世界とは言い切れない
◆既に総務省が3年前、45年問題をテーマにICTの未来像に関する研究会の報告書をまとめており、政府が問題意識を持っていることが分かる。報告書は、AIの高度化などを背景にしたインテリジェントICTと人間が共存する社会を予測。それを前提とした社会設計の必要性を指摘している
◆一方、45年の人口推計で東京以外は人口が減少し、高齢化割合が3割を超えるとの推計が先日公表された。日本でAIの能力が人間を超える時期と超高齢化が合致する
◆当然45年問題への批判もあるが、AIが人間を超えるかは別にして、人口減の超高齢化時代にAIの進化は必然の流れだろう。医療の世界でもAIと人間の共存を前提とした考え方の根本的な再構築が必要になるかもしれない。



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