◆地方都市で小さな旅館を営む知人から3カ月以上先まで連日予約でいっぱいという話を聞かされた。宿泊客の8割が外国人。昨年の訪日外国人数は約2869万人と過去最高を記録。その流れは地方都市にまで押し寄せている
◆年間の訪日外国人が初めて1000万人を突破したのが2013年。その頃から「爆買い」という言葉と共に、小売店業界を中心にインバウンド需要に湧いたのは記憶に新しい。増える訪日外国人数だけを見ると、国策としての「観光」は上昇基調にある
◆一方、訪日外国人の約4%が病気やケガで医療機関などを受診しているとするデータもあり、比率でいえば100万人以上に相当する。この背景から推測しても医薬品小売業店頭では土産物としてだけではなく、軽疾患治療目的のOTC購入は増加しているはずだ
◆政府は20年に訪日外国人目標を4000万人に設定。インバウンド需要への期待という単純な構図ではなく、医療ニーズを持つ外国人にどう対峙していくか、薬局店頭でも早急に対策を打つ必要に迫られている。
訪日外国人4000万人の医療ニーズ
2018年04月20日 (金)
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