◆「海外で起きていることだ」と対岸の火事に思えていた新型インフルエンザだが、パンデミック対策も現実味を帯び始めた。医療関係者などに、備蓄しているワクチンを事前接種する方針が明らかになってきたためだ。厚生労働省も、新型インフルエンザ対策推進室を設置するなど対応を加速させている
◆鳥インフルエンザがヒトに感染し、ウイルス変異が起きて誕生する新型インフルエンザ。WHOによると、現在はヒトからヒトへの感染が限定的に起こっているフェーズ3の段階という
◆これまでインドネシア、ベトナムなど東アジアを中心に380人が感染し、既に240人が死亡している。ワクチンや治療薬の効果を考慮していないデータだが、世界各地で流行が起きて日本にも飛び火すると、最悪の事態で64万人が死亡するとの推定もある
◆ワクチン接種が予防の要になることは間違いないが、個人や家庭、職場などで可能な対策をまとめたガイドラインも厚労省から出ている。新型インフルエンザに対する基礎的な知識や予防対策など、そろそろ肝に銘じておきたい。
そろそろ本気でパンデミック対策
2008年04月21日 (月)
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