◆某大手予備校の2008年度薬学部入試難易ランキングを見ると、かつてのランキングと大きく様変わりしていたのにいささかびっくりした。特に私立大学の変化は著しい
◆03年以降、新設大学が続々と開校する一方、8校が定員割れの状況にある。09年にはさらに2校の新設が予定されている。薬学部の学生争奪戦に一層の拍車がかかりそうだ
◆あえてランキングは記さないが、注目は慶應大学(旧共立薬科大)などのネームバリューのある学校だ。慶應の偏差値に匹敵する国公立大学は東京、京都、大阪の3大学だけで、私立といえども、国公立上位に引けを取らないレベルにある。学生たちのこうしたイメージが難易度を上げるキッカケになっているのは事実だ
◆ただ、一つ言いたいのはどの大学に入学しても、薬剤師国家試験に合格すれば、薬剤師であることだ。今年の薬剤師国試では合格者が初めて1万人を突破し、就職先など将来が不安視されている。しかし、問題は自分自身がどう問題意識を持って、スキルアップを図るかにある。こうしたランキングだけに惑わされず、自分の未来を切り開いてほしい。
ランキングに囚われるな
2008年04月18日 (金)
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