Meiji Seika ファルマは、2018~20年度の3カ年中期経営計画を発表し、最終年度の20年度で売上高1900億円以上、営業利益150億円以上とする目標を掲げた。薬価制度の抜本改革など国内の市場環境が厳しさを増す中で、世界50カ国をカバーするインドの製造子会社「メドライク」や欧州・ASEAN諸国への展開で、海外収益力を強化していく方針だ。26年度には海外売上比率を約30%まで高める計画で、今後3年間はその基盤づくりの期間に位置づける。小林大吉郎社長は5月29日、都内で記者会見し、「売上も利益も海外の比率を全体の約半分までもっていきたい」と意欲を示した。
Meijiの18年3月期決算は、売上高が1684億円、営業利益が110億円と前中計で目標に掲げていた売上高1800億円、営業利益140億円は未達となった。国内で新薬が伸び悩んだのに加え、メドライク事業で価格競争の激化や各国での規制当局への対応に追われた。小林氏は、特に営業利益について、「(目標とは)大きなギャップが生じている。克服すべき課題」との認識を示した。
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