
人を対象に医学系研究を行う場合には、その研究について倫理審査委員会の倫理審査を受けなければなりません。
倫理審査委員会では、自然科学、人文・社会科学、一般の視点から、申請された研究の広義の倫理性(倫理的、科学的、法的妥当性など)を審査します。
当然ながら研究者は、実施しようとする研究の倫理審査を申請する者として、倫理審査について理解しておかなければなりません。
本書は、臨床研究・疫学研究を行う研究者が理解しておきたい、研究の必要性、申請の留意事項と書類の作成手順、倫理審査と審査のポイント、関連する法規制、インフォームド・コンセント、個人情報保護などについて、わかりやすく解説しています。
ポイント
・特に重要となる「研究計画書」は記載例と留意事項を収載。
・「審査のポイント」では審査の際にどのような点がチェックされるのかがわかる。
目次
第1章 臨床・疫学研究のススメ
第2章 倫理審査が必要なわけ
第3章 倫理審査委員会と事務局体制
第4章 審査申請書類の作成
第5章 審査の実際
第6章 臨床・疫学研究に関する法令など
第7章 適切なインフォームド・コンセントとは
第8章 研究対象者の個人情報保護のための基礎知識
【著者】飯嶋久志、氏原淳、内田直樹、神里彩子、佐藤愛美(’18.6)
【判型・頁】A5判・177頁
【定価】2,420円(消費税込み)
ISBN:978-4-8408-1433-1 C3047
※ 送料:国内1カ所送付につき、重量5kg以下 660円、重量5kg超 990円