厚生科学審議会疾病対策部会リウマチ等対策委員会は6日、新たな関節リウマチ対策と全体目標を盛り込んだ報告書をまとめた。リウマチ専門医の不足や偏在により、患者に十分な対応ができていない現状を改善するため、薬剤師にリウマチ治療薬の作用機序や副作用に習熟することを求めたほか、生物学的製剤の適正使用の推進を盛り込んだ。今月から来月をメドに関係団体に通知として発出し、厚生労働省のホームページにも掲載する予定だ。
報告書では、リウマチ患者の疾患活動性を適切な治療でコントロールし、長期的な生活の質を最大限まで改善して継続的に社会生活に参加することを全体目標に設定。これらを達成するため、専門的なメディカルスタッフを育成する必要性を明記した。
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