厚生労働省は10日、「シクロスポリン」など免疫抑制剤3品目の添付文書の「使用上の注意」を改訂するよう製造販売業者に要請した。胎児に先天奇形などを引き起こす恐れから、現在は妊婦・妊娠している可能性がある人に対する投与を禁じているが、海外では先天奇形の発生率が上昇したとの報告がないことなどを踏まえ、禁忌を解除する。
改訂の対象は、免疫抑制剤のタクロリムス水和物(製品名:プログラフ、グラセプターカプセル=アステラス製薬、プロトピック軟膏=マルホ、タリムス点眼液=千寿製薬)、シクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル内容液=ノバルティスファーマ、パピロックミニ点眼液=参天製薬)、アザチオプリン(イムラン錠=アスペンジャパン、アザニン錠=田辺三菱製薬)の3品目。
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