富士キメラ総研は、2023年の手術支援ロボット市場が17年比2.3倍の140億円に拡大すると予想した。参入メーカーが増加し、手術室で腹腔鏡操作を支援することを目的とした内視鏡把持タイプと、ロボット操作によって手術を可能とするロボット操作タイプの製品の拡大が背景にあると分析する。
手術支援ロボット市場は、18年見込みで64億円と予想。ロボット操作タイプの製品であるインチュイティブ・サージカルの「ダ・ヴィンチ」が腹腔鏡手術などの内視鏡手術用途で、大手の医療機関を中心に需要が広がったことで市場が拡大してきた。販売開始後は適用範囲が拡大し、利用機会が増加しているほか、17年には内視鏡把持タイプのリバーフィールド「EMARO」が好調で、18年以降には内視鏡把持タイプとロボット操作タイプの製品と共に開発が進むと見られる。
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