生命科学インスティテュートは、脳梗塞患者を対象としたMuse細胞製品「CL2020」の探索的臨床試験を東北大学病院で今月中旬から開始する。1月に治験を開始した急性心筋梗塞に次ぐ第2の対象疾患となる。2020年1月に試験を終了させ、再生医療等製品として20年度中の申請を見込む。
脳梗塞をめぐっては、急性期を過ぎて、症状が固定してしまうと有効な治療法がなく、急性期治療が一段落した患者で、介助が必要な状態から介助不要な状態にまで改善することがほとんど報告されていないのが現状であり、神経機能の回復と維持のためのリハビリーテーション効果も限定的となっている。
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