◆清涼飲料に農薬等が混入していた事件は、飲用した人が入院あるいは健康被害を受けたことで大きくクローズアップされるが、未然の対処で大きな被害に至らなかった事例もあるようだ。先月、千葉県内で、ドリンク剤「エスカップ」の中身がすり替えられていたのも、その一例
◆佐倉市内の薬局で、10本入り1箱(医薬部外品)を購入した女性がそのうちの1本を飲もうとした時、普段より液面が1cmほど高く、ねじ切りタイプの金属キャップが開栓されていたため、製造元に連絡して判明した
◆エスエス製薬では当該品のほか、残りの未開封製品を調べたところ、異物等は確認できず、どうやら混入されていたのは水という。製造工程での問題でもなかった。女性も被害届を出さず、事件性もないという結果となった
◆ずいぶん前だが、街の薬局経営者から「飲み終わったドリンクを差し出して、中身が入ってないと言う客に、店頭でのトラブルを避けるため仕方なくもう1本出している」との話を聞いたことがある。いわゆる悪質クレーマー対策だが、これに限らず、改めて日頃からの管理と十分なチェックは怠らないことが肝要だ。
チェックは日頃から
2008年05月14日 (水)
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