MR経て13年前に起業
製薬会社にウェブ講演会運営・配信サービスを提供する木村情報技術(本社佐賀市、社長木村隆夫氏)は、人工知能(AI)事業の拡大に力を注いでいる。AIを活用してコールセンター業務を支援したり、社内に集積された様々なビッグデータを解析したりするサービスを、製薬会社や一般企業を対象に幅広く導入したい考えだ。薬剤師の医薬品情報(DI)業務や、薬学生の学習・就職活動におけるAIの活用も推進する。今後5年間でAI事業の売上高を70億円に伸ばし、総売上高を現在の約4倍、100億円に引き上げる計画。薬剤師資格を持つ木村社長がMRを経て同社を創業したのが13年前。AI事業を主軸に大きく飛躍する時期を迎えた。
同社は2016年にソフトバンクと契約を交わし、IBMのAI「ワトソン」を活用するパートナーの座を射止めた。以降、AI関連サービスの開発に力を注いできた。木村社長は「この2年間、AI事業に積極的に投資し、スタッフの大幅な増員とシステム開発を進めてきた。現在進行している19年6月期から、その成果を花開かせたい」と語る。
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