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薬学教育協議会がまとめた昨年3月と9月に卒業した学生を対象に行った実務実習実施状況によると、病院実習はほとんどの薬学生が参加しているのに対し、薬局実習には薬学生の半数程度しか参加していないことが分かった。協議会の百瀬和享事務局長(昭和大学名誉教授)は、原因は実習施設不足ではなく、大学側が病院実習だけでよいと判断したり、カリキュラムに余裕がないためと分析。6年制下では、薬局の長期実務実習が義務化されることから、「今から経験を積んでおいてほしいところ。残念な結果」と述べ、大学側に取り組みを求めている。
まとめは17日の協議会総会に提出された。薬局実習参加者は、延べ4890人。以前の4000人未満に比べると増えてきてはいるが、一学年の薬学生が9000人程度とすると、薬局実習参加者は半数強という結果だった。
カリキュラム上「必修」のために参加したのは3219人、「選択」して参加したのは1358人だった。最も多いのは2週間実習で3409人(必修2168、選択1169人)。
一方、病院実務実習の参加者は延べ8893人で、ほとんどの学生が参加している計算となる。
カリキュラム上「必修」のため参加したのは7605人に上り、「選択」して参加した1179人だった。最も多いのは4週間実習の6922人(必修5769人、選択1104人)。
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