日本包装学会=第77回シンポジウム「安心安全な医薬品包装の実現―封かんへのアプローチと包装設計」を11月16日、東京・品川区のきゅりあんで開く。
近年、日本国内での偽造医薬品の流通が報道されるなど、医薬品の安全性について関心が寄せられている。さらに、偽造品流通防止に関する検討会において、偽造品流通の再発防止の観点から議論がなされてきた。そういった流れの中で、販売包装単位に施した「封」の実態等調査が行われるなど、「封」について見直しが行われることが、確実視されている。今回のシンポジウムでは、安全安心な医薬品を実現する為の包装について、議論を深めていく。
講演内容は、▽医薬品包装での「開封防止ラベル、テープ等」について▽医薬品包装および表記における人間工学的デザインの探求▽医療安全をデザインで実現するパッケージについて▽ジェネリック医薬品企業としての包装技術・包装設計▽紙のデメリットをメリットに(改ざん防止機能付パッケージへの取り組み)――の5テーマ。
問い合わせ先は、同学会第77回ジンポジウム係(TEL03-5337-8717、FAX同8718、e-mail:office@spstj.jp)