日本薬剤師会の山本信夫会長は14日の定例会見で、同日の厚生科学審議会・医薬品医療機器制度部会が大筋で了承した取りまとめ案について、「法改正をする上での問題点が議論の範囲で整理されている」と評価する一方で、「別立て」でまとめた「医薬分業の今後のあり方」については、分業のメリットよりもデメリットや批判に関する記載が多かった点などを踏まえ、「悪い方だけ書かれているという意味では、少しバランスを欠いている」と述べた。
山本氏は、薬剤師側の意見があまり盛り込まれていないとの認識を示した上で、「本来なら両論併記という形が一番望ましい」と不満を漏らしたが、「法律改正にどれほどの影響があるかというと、別の話」ともした。
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