厚生労働省の厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会が14日に大筋で了承した取りまとめ案では、法改正関連事項以外の医薬分業全般に対する批判的な意見が多く出たことを踏まえ、「薬剤師が本来の役割を果たし地域の患者を支援するための医薬分業の今後のあり方」とする報告書を「別立て」でまとめた。
地域包括ケアシステムの構築が進展し、患者が、外来、在宅、入院、介護施設など複数の療養環境を移行することを踏まえると、「療養環境にかかわらず、医師と薬剤師が密に連携し、他の職種や関係機関の協力を得ながら、患者の服薬状況等の情報を一元的・継続的に把握し、最適な薬学的管理やそれに基づく指導を実施することが重要」と指摘。薬剤師が薬局で勤務する中において「他の職種や関係機関と連携しながらこれらの業務に関わっていく」ことの意義を強調した。
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