新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
昨年末、来年度予算(101兆4500億円)が閣議決定されました。最も金額の大きかったのは社会保障費で高齢化の影響で過去最大の34兆円、超高齢化社会の進む中で生活習慣病が大きなテーマとなっています。中でも認知症(アルツハイマー病が最大原因)は社会生活に大きな支障をきたします。しかし、根本治療はまだ出てきていませんが抗認知症薬(アリセプト)で病気の進行を遅らせることができます。2025年には認知症患者数は約700万人に達し、65才以上高齢者の5人に1人が認知症と見込まれています。
今年初の研究会はアリセプト生みの親の代表者杉本八郎氏です。1998年には薬のノーベル賞と言われる英国ガリアン賞特別賞を受賞、現在もアルツハイマー病の研究を続け新薬開発の夢を追い続けています。お母さんが認知症を患い衝撃を受けたことが研究者としての使命感を鼓舞されたといいます。剣道七段、俳句もたしなむ杉本先生は「挑戦は諦めたら終わり、成功するまでやる。成功者とは諦めなかった人のことです。夢の実現にはそれと“人の恩”を忘れないこと」とメッセージ」を託されました。アップルのスティーブ・ジョブスの名言通りに生きてきたとも・・・当日の研究会・懇親会をお楽しみに、2019年スタートに相応しいお話が聞けます。
乞うご期待!!
日時
平成31年1月17日(木) 15:00~17:00
会場
薬学ゼミナール「お茶の水教室」3階
東京都千代田区神田駿河台2-1-14(添付地図参照)
演題
「アルツハイマー病薬開発の夢を追って」~あんたはん どなたですか~
講師
杉本 八郎氏(同志社大学生命医科学部客員教授)
参加費
会員(無料)、非会員:当日参加(3,000円)、学生:無料
出欠連絡:(m.inoue@ytl.jp 井上:事務局)まで!
・会員の代理参加が出来ますのでご利用ください。
当日の連絡先:田中(090-2417-0816) 水野(090-1813-7067)
終了後、懇親会&新年会があります。ご参加ください。
当日参加の方も参加歓迎です!
準備の都合上出欠を12日までにいただけると助かります。
次回のご案内
日時:2019年2月20日(木)15:00~17:00
テーマ「医師が薬を売っていた国 日本」
講師:山本 章氏(NPO青葉の樹理事長)
主催
医療・医薬品情報研究会
新年会&懇親会のお誘い
日時:2019年1月17日(木)17:00~
場所:お茶の水ビアホール
*研究会場から2分
*部屋貸し切り(定員30名)
*椅子席
会費:4,000円
その他:可能な限り出欠を12日までにご連絡ください。
研究会の最後まで杉本先生が参加されます。
参加の皆さんは席を移動しながら先生と懇談し意見交換が可能。
気さくな先生で会話が楽しいです。
【杉本先生の紹介】
*エーザイ筑波研究所脳神経領域・合成グループでE2020(アリセプト)研究プロジェクトリーダーを担当。アリセプト生みの親”の代表者。その後、2003年京都大学大学院薬学研究科・創薬神経科学教授を経て、同支社大学脳科学研究科教授として現在もアルツハイマー病の研究を続けています。
*きっかけはお母さんの認知症。母をたずねるたびに「あんたはん どなたですか?」笑うことのできない悲しい体験がアルツハイマー型認知症に有効な新薬を開発することに使命感を鼓舞されたといいます。