武田薬品のクリストフ・ウェバー社長CEOは7日に都内で記者会見し、アイルランド製薬大手「シャイアー」の買収手続きが完了したことを受け、「今回の買収で設定したマイルストンを全て達成することができた」と述べ、既に統合新会社のエクゼクティブチームとして、各部門を指揮する200人の人材をリーダーに任命したことを明らかにした。今週にもリーダーシップカンファレンスを開催し、「迅速に一つのチームを立ち上げたい」とし、急ピッチで統合作業を進める方向だ。
武田は、買収提案公表から8カ月間で、規制当局や武田とシャイアーの株主からの承認を得て、買収手続きを完了させた。昨年12月には米ニューヨーク証券取引所への上場を果たし、売上収益313億ドル、収益性を表す調整後EBITDA101億ドルの事業規模と、全世界80カ国に拠点を持つ日本発グローバル企業が誕生したことになる。
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