厚生労働省は、新型インフルエンザのパンデミック発生時に備え、製剤として備蓄補完を行っている抗インフルエンザウイルス薬の備蓄について、原薬を追加することを厚生科学審議会の小委員会に提案し、了承された。備蓄を開始した2005年当時は、国内に薬剤の製造工場がなかったが、現在では製造工場で安定的な製造体制が確保されていることから、保管費用削減の観点からも原薬備蓄が必要と判断した。原薬の備蓄は国の備蓄とする。
新型インフルエンザのパンデミック発生時の抗インフルエンザウイルス薬の備蓄については、現在オセルタミビル、ザナミビル、ラニナミビル、ペラミビル、ファビピラビルが対象となっており、製剤として備蓄保管を行っている。
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