TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

【07年人口動態統計月報年計】癌死は過去最高”肺癌が男女とも増加

2008年06月06日 (金)

関連検索: 人口動態統計月報年計  肺癌 大臣官房統計情報部

 厚生労働省大臣官房統計情報部が発表した「2007年人口動態統計月報年計」によると、死亡原因のトップは癌で、死亡者は6976人増えて33万6290人と過去最高となった。

 日本全体の死亡数は110万8280人で、前年に比べ2万3830人増加した。高齢化の影響もあって5年連続して増えている。

 死亡原因としては、癌、心疾患、脳血管疾患の三大疾患が上位を占め、癌が全死因の三分の一を占めた。それに続く心疾患は17万5396人(2372人増)、脳血管疾患は12万6940人(1328人減)。

 癌種としては、男女とも肺癌の増加が目立っている。男性では4万7659人と、93年に胃癌を上回って第一位となって以来、増加が著しい。2番目に多い胃癌は3万3131人で横ばい。

 女性のトップは大腸癌で1万9003人。03年に胃癌を上回り第一位となった。肺癌はそれに次いで1万7917人。胃癌が1万7446人と続くいている。女性の胃癌は減少傾向が見られているが、対照的に肺癌は増加傾向が続いている。

 癌は1981年に死因第一位になって以降、増え続けている。心疾患も1985年に脳血管疾患に代わり死因の第二位になって以降増加が見られ、07年の全死亡者では15.8%を占めるまでに増えた。これに対し、脳血管疾患は減少傾向で、全体の11.5%。高齢化の影響で4位の肺炎(9.9%)が増加傾向にあり、順位が入れ替わる可能性も出てきた。

関連リンク

関連検索: 人口動態統計月報年計  肺癌 大臣官房統計情報部



‐AD‐

この記事と同じカテゴリーの新着記事

HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術