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厚生労働省大臣官房統計情報部が発表した「2007年人口動態統計月報年計」によると、死亡原因のトップは癌で、死亡者は6976人増えて33万6290人と過去最高となった。
日本全体の死亡数は110万8280人で、前年に比べ2万3830人増加した。高齢化の影響もあって5年連続して増えている。
死亡原因としては、癌、心疾患、脳血管疾患の三大疾患が上位を占め、癌が全死因の三分の一を占めた。それに続く心疾患は17万5396人(2372人増)、脳血管疾患は12万6940人(1328人減)。
癌種としては、男女とも肺癌の増加が目立っている。男性では4万7659人と、93年に胃癌を上回って第一位となって以来、増加が著しい。2番目に多い胃癌は3万3131人で横ばい。
女性のトップは大腸癌で1万9003人。03年に胃癌を上回り第一位となった。肺癌はそれに次いで1万7917人。胃癌が1万7446人と続くいている。女性の胃癌は減少傾向が見られているが、対照的に肺癌は増加傾向が続いている。
癌は1981年に死因第一位になって以降、増え続けている。心疾患も1985年に脳血管疾患に代わり死因の第二位になって以降増加が見られ、07年の全死亡者では15.8%を占めるまでに増えた。これに対し、脳血管疾患は減少傾向で、全体の11.5%。高齢化の影響で4位の肺炎(9.9%)が増加傾向にあり、順位が入れ替わる可能性も出てきた。
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