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【先進医療専門家会議】白内障の新治療法など5技術を了承

2008年6月5日 (木)

関連検索: 先進医療専門家会議 白内障 診療報酬改定 中央社会保険医療協議会 保険収載

 厚生労働省の先進医療専門家会議は3日、白内障の新しい治療法である「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」などの5技術を先進医療として保険診療と併用することを了承した。次回の診療報酬改定時に実施の実績を踏まえ、中央社会保険医療協議会で承認されれば保険収載される。

 会議では、「子宮頸癌検出のための液状処理細胞診」(LBC)も議題に上ったが、既に広く行われており、先進医療ではなく保険診療に準用できる技術として、保険を適用する方向で検討することとなった。

 5技術の概要は次の通り。

 ◇多焦点レンズを用いた水晶体再建術:白内障手術で水晶体を摘出した場合、従来は代用として単焦点のレンズを挿入するため、焦点が合わない距離では眼鏡の使用が必要になることから、挿入するレンズを多焦点型に改良した。眼鏡への依存度が軽減されてQOLの向上に貢献すると認められた。

 ◇先天性難聴の遺伝子診断:難聴の正確な診断により治療法の選択や予後、合併症の予測を可能にすることが評価された。36の原因遺伝子が同定されている中で、日本人に発現頻度の高いGJB2、2LC26A4などの10遺伝子47変異をスクリーニングする。

 ◇フェニルケトン尿症の遺伝子診断:従来の血中フェニルアラニン値による診断に比べ、確定的な病型診断を可能にする。これまで確定診断が困難であったビオプテリン反応性フェニルアラニン水酸化酵素欠損症の確定診断と病型診断が可能となる。

 ◇培養細胞による先天性代謝異常診断:ライソゾーム病の診断に用いる。体内の分解酵素が先天的に欠損して起こる代謝異常で、早期発見により造血幹細胞移植などの治療を可能にする。ただし、今回の検討では、胎児や幼児、小児の診断に焦点を当てていることから、委員からは「成人になってから発症するライソゾーム病もある」として、成人にまで対象を広げる必要性が指摘され、今後の検討を待つことになった。

 ◇腹腔鏡下子宮体癌根治手術:腹腔鏡を利用した子宮全摘術、骨盤及び傍大動脈リンパ節切除で、従来の開腹手術が15020cmほど切開を必要としたのに対し、5012mmの数カ所の小切開で済む。侵襲を大幅に低減するため、術後疼痛の軽減や入院期間の短縮が可能になる。腹腔鏡を用いることにより、骨盤内の深い部分の観察も直視下より確実に行える。

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