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【国立感染症研】風疹の流行、終息の気配なし‐男性への定期接種呼びかけ

2019年02月15日 (金)

 国立感染症研究所感染症疫学センターは、毎週「風疹流行に関する緊急情報」を提供しているが、今月6日(第5週)現在の状況を公表した。昨年から流行している風疹は、今年に入ってもまだ終息の方向性が見えていない。今年1~5週までの風疹累積患者報告数は367人となり、第4週の報告数280人から87人増加した。厚生労働省は、現在の風疹感染拡大を防止するためには、30~50歳代の男性に蓄積した感受性者を早急に減少させる必要があるとし、今年から2021年度末の約3年間かけて、風疹の定期接種を受ける機会のなかった1962年4月2日~79年4月1日までに生まれた男性(39歳10カ月~56歳10カ月)対象に、風疹抗体検査を前置した上で、定期接種(A接種)を行うことを発表しているが、改めて、同年代の男性にワクチン接種を呼びかけている。

 風疹患者報告数は13年に1万4344人の流行以降、14年319人、15年163人、16年126人、17年93人と減少傾向にあったが、18年は2917人が報告され、19年は第5週時点で367人が報告されている。


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