PHCホールディングスは4月1日付で、常務執行役員のマイケル・クロス氏を新社長とするトップ人事を内定した。糖尿病の血糖値測定事業子会社「アセンシアダイアベティスケアホールディングス」の社長も兼務する。また、宮崎正次常務執行役員が代表取締役副社長最高執行責任者に昇格する。
同社は米試薬大手「サーモフィッシャーサイエンティフィック」の解剖病理事業を約11億4000万ドルで買収すると発表しており、今回の人事はグローバル経営体制の強化が一環。
クロス氏は、1966年9月生まれの52歳でドイツ出身。独バイエルでは、フランスやポーランド、スイスの現地法人でコンシューマーケアの責任者を経験し、2016年からアセンシア社長を務めていた。
なお、小谷秀仁社長兼CEOはいったん代表権のない取締役に就くが、6月27日付で退任する予定。3月28日開催予定の臨時株主総会、取締役会で正式に決定する見通し。