◆製薬大手を筆頭に、予防医療に着目した事業構想がいよいよ具体化し始めている。アステラス製薬はゲーム会社と協業し、生活習慣病を予防する運動支援アプリを開発に着手している
◆武田薬品も民間保険会社や広告代理店など8社で形成した「湘南会議」で、メタボリック症候群の男性を対象に生活習慣病の予防を促すビジネスを構想。健康の改善に応じてゲームやアイドル等に関する特典が得られるイメージを想定し、4月からパイロット試験を行う。今後は、認知症の早期発見を目指した新規事業を模索する「第2期湘南会議」も控える
◆アルツハイマー病治療薬「アリセプト」で国内をリードしてきたエーザイも、自動車メーカーや小売業など異業種との協業により人工知能(AI)を用いたアプリケーションを開発し、予防医療に本格参入する
◆ビジネスとして予防から治療まで包括したいとの狙いも見えるが、薬価制度改革等により事業環境が厳しさを増す中、医療用医薬品に収益を依存することへの将来的な危機感も垣間見える。
予防医療への参入相次ぐ
2019年03月11日 (月)
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