国内バイオベンチャー「ジーンテクノサイエンス」(GTS)の谷匡治社長は12日、都内で会見し、歯髄幹細胞による細胞治療で基盤技術を持つベンチャー「セルテクノロジー」を子会社化したのに伴い、歯髄幹細胞由来製品の医師主導臨床研究を年内に開始する方針を明らかにした。国内でバイオシミラーを販売している同社だが、歯髄幹細胞由来製品を実用化することで、「再生医療領域に参入し、新規バイオ事業の柱とする」と強調。製薬企業との提携にも意欲を示した。
GTSは、2001年に北海道大学発ベンチャーとして設立し、12年には国内でG-CSF製剤「フィルグラスチム」のバイオシミラーを上市している。バイオシミラーで収益を下支えし、バイオ新薬で売上を積み上げるビシネスモデルを描いていたが、セルテクノロジーの買収で再生医療でも事業化を目指すことになった。
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