住友化学は2019~21年度の3カ年中期経営計画を策定し、医薬品事業は最終年度となる21年度に売上高5900億円、営業利益940億円の事業目標を掲げた。北米事業が順調に進捗する見通しで、18年度比で売上高は14%増、営業利益は16%増を計画する。23年には大型製品に成長した抗精神病薬「ラツーダ」が米国で後発品参入を控え、細胞医薬、治療と診断を融合した放射線医薬品、医薬品に限定しないフロンティア事業と次世代事業の創出に力を入れる構えだ。
同社の医薬品事業は、医療用医薬品事業を手がける大日本住友製薬と放射線医薬品に特化した日本メジフィジックスの子会社2社が展開している。前中計では18年度に営業利益650億円の目標を掲げていたが、ラツーダの拡大により、18年度見込みでは810億円と計画を大きく上回りそうだ。
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