小野薬品と人工知能(AI)を基盤技術とする米バイオ医薬品企業「トゥザー」は18日、AIを活用した神経疾患を対象とした創薬で研究提携契約を結んだ。両社は、AIを用いて新薬候補化合物のもととなる複数のリード候補化合物と、その作用機序や有効性、安全性を予測する。小野は、そこで得られたリード候補化合物を使用し、有効性の検証試験を実施すると共に、化合物を最適化し、新薬候補化合物を創製する。
同社がAIを活用した創薬で他社と研究提携契約を結ぶのは初めてで、重点領域に位置づける神経疾患を強化する。
契約により、小野はトゥザーから、今回の提携を通じて得られた新薬候補化合物を全世界で独占的に開発・商業化する権利を得る。トゥザーに対し、提携期間中の研究費や契約一時金、開発の進捗や売上高に応じたマイルストンを支払う。
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