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【第一三共】抗癌剤で最大級の契約‐英AZから最大7590億円

2019年04月02日 (火)

開発前倒し、中計見直しへ

中山讓治会長CEO

中山讓治会長CEO

 第一三共と英アストラゼネカ(AZ)は3月29日、抗HER2抗体薬物複合体(ADC)「DS-8201」(一般名:トラスツズマブ・デルクステカン)について、乳癌や胃癌、非小細胞肺癌(NSCLC)などを含むHER2発現癌を対象とした全世界での共同開発・販売契約を結んだと発表した。契約期間は契約締結日から同剤の販売終了時までとなる。第一三共は、AZから契約一時金や開発・販売マイルストンを含め最大69億ドル(約7590億円)を受け取ることになり、同社が他社と締結した最大級の契約となった。中山讓治会長CEOは、都内で開かれた経営説明会で、「大変インパクトのある契約だ。グローバル市場でわれわれの癌事業体制の構築を加速できる」と述べ、中期経営計画で立てた事業目標の見直しも視野に入れる考えを明らかにした。

 「DS-8201」は第一三共が創製し、将来の大型化を期待するADC。今後癌領域へ本格参入していくに当たり、「一番有望視している製品」(中山氏)と位置づける。契約により、第一三共はAZから契約一時金として13億5000万ドル(1485億円)、開発マイルストンとして最大38億ドル(4180億円)、販売マイルストンとして最大17億5000万ドル(1925億円)を受け取る。


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