日本イーライリリーは3日、2018年の業績を発表した。売上高は前期比1.1%増の2630億円と増収を達成。数量ベースでは7.9%増となり、昨年4月の薬価改定の影響を重点領域の糖尿病、癌、自己免疫疾患の主力品が伸長したことで吸収し、日本の製薬企業売上ランキングでは6位に急浮上した。パトリック・ジョンソン社長は3日、都内で記者会見し、「多くの疾患領域で素晴らしい業績となった」と述べ、23年までに国内で適応追加を含む10製品の承認を目指す考えを示した。
IQVIAのデータによると、同社は18年の国内売上ランキングで6位となり、前年の9位に引き続き、2年連続トップ10入りを達成した。昨年には本社を移転し、多様な働き方を推進しており、昨年末時点で女性管理職の割合が25%に増加した。ジョンソン氏は、「日本法人は米国を除くと最大の拠点となっている」と述べ、米本社でも重要な市場と認識していることを強調した。
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