日本IBMは、データ管理技術の一つであるブロックチェーン技術を用いて、製薬企業や医療団体20企業・団体などと協力し、年内にも医薬品のサプライチェーンや医療データ交換のプラットフォーム構築に向けた実証実験を始める。機密性の高い医療情報を安全に管理する目的でブロックチェーン技術を医療・製薬業界の情報交換の仕組みとして活用できるよう検討していく。今後、ブロックチェーン技術の適用に関する調査研究を実施し、そこで得られた課題の解決方法や、その枠組みでの新たなビジネスモデルを検討する。
今回、参加する企業は、日本IBMのほか、アステラス製薬、協和発酵キリン、グラクソ・スミスクライン、塩野義製薬、第一三共、大日本住友製薬、武田薬品湘南ヘルスイノベーションパーク、田辺三菱製薬、中外製薬、ロシュ・ダイアグノスティックスなど18社、ITヘルスケア学会医療ブロックチェーン研究会、国立病院機構京都医療センターなど3団体。オブザーバーとして神奈川県が参画している。
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