米臨床検査大手の「ラボコープ」は米国時間の17日、英CRO大手「エンヴィーゴ」の非臨床部門を買収すると発表した。買収額は4億8500万ドル(約542億円)。手続きは2カ月以内に完了する予定。医薬品分野の非臨床CROでは、世界第3位のエンヴィーゴとラボコープ傘下の同業大手「コーヴァンス」が統合することで、世界最大の非臨床CROが誕生する見通しである。一方、エンヴィーゴはコーヴァンスの動物販売部門を買収し、実験動物関連サービスに集中する。
ラボコープは、2015年に米CRO大手のコーヴァンスを買収し、製薬企業向けの医薬品開発支援から血液・生化学検査や遺伝子診断などの検査サービスをワンストップで提供するビジネスモデルに乗り出している。
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