厚生労働省の「これからの地域・職域連携推進のあり方に関する検討会」は18日、健康寿命の延伸を目的とした地域・職域連携の意義や効果について議論した。構成員からは、従業員が職域における健診をしっかり受けられるよう事業主の意識を改善すること、退職者を地域で支援できる体制を整備することなどを求める意見が出た。連携を行うための基本的考え方を示したガイドラインの改訂も視野に入れており、5月末の次回会合では、連携による取り組みの促進について議論する予定だ。
検討会では、健康に関する課題が複雑化していることなどから、地域と職域における保健分野の連携強化が必要とし、「地域・職域連携推進事業ガイドライン」の改訂も視野に入れつつ、健康寿命の延伸に貢献する連携のあり方について、先月から議論をスタート。具体的には、▽地域・職域連携の意義・効果▽連携による取り組みの促進▽連携推進協議会に求められる機能――をテーマとし、今回の会合では、地域・職域連携の意義・効果について議論した。
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