MSDのヤニー・ウェストハイゼン社長は19日、都内で記者会見し、「昨年に希望退職者の募集を通じて、非常に大きな組織再編をした」と人員削減を実施したことを説明。今後のプライマリケア領域と癌領域の情報提供体制について、「MRのリソース配分を検討していく。将来的には、癌免疫療法の領域に特化した人材を育てる必要がある」との考えを示した。
MSDの昨年売上高は、前期比2.5%減の3497億円となった。抗癌剤「キイトルーダ」が伸び、プライマリケア領域の製品も堅調に推移したが、昨年4月の薬価改定やC型肝炎領域での競争激化、長期収載品の減収が響いた。また、製品別では、糖尿病治療薬「ジャヌビア」に変わり、キイトルーダが同社の中で最も売り上げた製品となった。
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