沢井製薬は19日、微量のアセタゾラミドが検出された胃炎・胃潰瘍治療剤「エカベトNa顆粒66.7%『サワイ』」について原因究明を行った結果、原薬製造元であるインドのNAKODAの製造ラインで生産設備を共有するエカベトナトリウムにアセタゾラミドが残留し、最終製品までキャリーオーバーしたことが原因との調査結果を発表した。同日付で厚生労働省に報告書を提出した。
アセタゾラミドの混入は、エカベトを服用していた競技者にドーピング禁止薬物であるアセタゾラミドが検出され、ドーピング違反と認定されたことで発覚。同社で取り扱いのないアセタゾラミドが混入していたことから、原薬製造段階で混入したと見て、エカベトの原薬購入先である陽進堂(富山市)と入荷済みの145ロットのうち半数となる76ロットを分析。全ロットにごく微量のアセタゾラミドが混入していることが確認された。
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