◆自社製品の後期臨床試験の失敗は、企業の株価に大きな影響を与える。大型化が期待され、承認申請を目前としていた製品が、後期臨床試験で厳しい結果となれば、それだけ失望も大きくなる
◆最近でもエーザイと米バイオジェンが、アルツハイマー病患者を対象とした抗アミロイドβ抗体「アデュカヌマブ」の第III相試験で、主要評価項目を達成する可能性が低いと判断され、先月に試験中止を発表した
◆バイオベンチャーのサンバイオと大日本住友製薬も慢性期脳梗塞を対象とした細胞医薬品「SB623」の米国後期第II相試験で、有効性の主要評価項目を達成できなかったと発表。同製品の外傷性脳損傷を対象とした第II相試験では主要評価項目達成の速報結果を発表していただけに、予想外の結果となった
◆明日から改元を挟んだ大型連休となり、国内の株式市場も閉まる。しかし、海外では日本の休暇に関係なく株式売買が行われる。臨床試験の速報結果が連休中に発表されれば、新元号スタートのご祝儀相場に大きな影響を与えるのは必至だ。
「改元相場」への影響
2019年04月26日 (金)
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