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「令和」の時代

2019年05月08日 (水)

◆「令和」の時代が始まった。「平成」のスタートはバブル景気の絶頂期。偶然にも改元がトリガーとなり、平成元年に日経平均株価が3万8957円の最高値を付けた後、一気にバブル景気が崩壊。「失われた20年」の暗いトンネルに突入した
◆令和元年はどうだろうか。第二次安倍内閣の経済政策「アベノミクス」の第一の矢として、日本銀行が大規模な金融緩和を実施。さらに異例のマイナス金利政策、国債購入、ETF(上場投資信託)購入を断行。その結果、日経平均は右肩上がりに上昇し、好景気にあるとされてきた
◆しかし、不動産不正融資に見られる地方銀行の苦境など大規模緩和の副作用が吹き出し、統計不正の発覚もあり景気減速が指摘され始めた。10月の消費増税がさらに景気の腰を折るとの懸念も強く、平成と同じ道を辿ることが危惧される
◆改元早々、暗い話になるが、もし不景気になれば医療環境、ビジネス環境は大きく変わる。薬業界も日本経済のハードランディングまで予測し、危機に備える必要があるだろう。



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