厚生労働省は4月24日、HPVワクチン接種後の製造販売業者と医療機関からの副反応疑い報告について、厚生科学審議会などの審議会に未報告の症例が1件あったことを、厚科審予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会と薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会の合同会議に報告した。頭痛や全身倦怠感が発現したものの、転帰は「軽快」の非重篤症例で、厚労省の手続き誤りが原因としている。また、詳細な報告が行われていなかった重症症例も6件確認されており、厚労省は報告に関する取り扱いを明確化するなど再発防止に取り組むとした。
HPVワクチンの副反応については、販売開始した2009年12月~昨年8月までに、計3493件が厚労省・医薬品医療機器総合機構(PMDA)に報告されている。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。