武田薬品の国内研究拠点「湘南ヘルスイノベーションパーク」(湘南アイパーク)の藤本利夫ジェネラルマネージャーは15日、藤沢市で開催した開所1周年記念フォーラムで、有望なシーズや技術を持つ大学・企業に対し、無料もしくは格安な価格で施設を提供する「インキュベーションシステム」を開始すると発表した。大学や企業が研究成果を生み出せれば、湘南アイパークが対価を受け取る仕組みだ。藤本氏は、「埋もれているシーズや技術を発掘し、ベンチャーキャピタルネットワークの設立も目指す」との方向性を述べた。
インキュベーションシステムは、湘南アイパークの選定委員会がシーズ、技術を保有するアカデミア・企業を選定。選定されたアカデミア・企業は一定期間、湘南アイパークの施設を無料・格安で使用でき、知的財産コンサルティングや薬事・臨床サポートも受けられる。さらに研究開発の出口戦略として、企業とのマッチングやベンチャーキャピタルネットワーク設立も目指していく。
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