◆最近、「deleteC」なる運動が話題となっている。ゴールは「みんなの力で癌を治せる病気にする」という遠大なもので、日本で認められていない治療薬の治験支援を目指している
◆デリートCのデリートは削除する、Cはキャンサー(癌)で、文字通り癌を消すことだが、プロジェクトの内容は、企業においては企業名や商品・サービス名からCを消すこと、個人はそれらを利用・購入することで売上の一部を寄附として治験につなげていくことにしている
◆実施日である今月11日に先立ち、2月に行われたプロジェクト設立・運営費用を集めるクラウドファンディングでは、目標額を大きく上回る資金が確保できたという。応援メッセージも多数寄せられており、関心の高さがうかがえる
◆寄附の使途は、魅力的な治験・専門医養成、癌治療研究を活性化させるコンテンツ制作に用いられる。乳癌ステージ4を経験した設立者の強い意思と、これまでにない斬新な手法による民間プロジェクトは、様々な分野で参考になるだろう。
「deleteC」
2019年05月22日 (水)
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