◆製薬企業が研究開発体制を見直す動きが広がっている。田辺三菱製薬とあすか製薬は、自社研究所を武田薬品の研究所「湘南ヘルスイノベーションパーク」に移転することを決めた。自社研究所を閉鎖し、他社の研究拠点に入居することで自社創薬を行うのは前例がない
◆製薬企業の多くは自社創薬から決別し、他社からヒトに対するPOC取得後の開発候補物質を獲得していく導入モデルで新薬上市を目指すようになっている。その一方、自社創薬の生産性低下に伴い、研究所の閉鎖が相次いでいる
◆武田の湘南アイパークに国内製薬企業が入居するモデルは異業種が協力するオープンイノベーションの未来形としては期待できるが、製薬企業がそこに集まって事業目的を達成できるのかは未知数だ。自社研究拠点の縮小だけが強く映る
◆製薬企業のビジネスモデルが厳しくなる中、予防・未病領域に参入する企業も登場している。しかし、新薬を創出できなければ成長は難しい。もっと創薬という問題に真剣に向き合うべきではないか。
創薬を真剣に
2019年06月26日 (水)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
医療機器・化粧品
新薬・新製品情報
企画
寄稿