【日本では3番目】
ジェイゾロフト |
ファイザーは7日、うつ病・うつ状態、パニック障害を適応とするSSRI系抗うつ薬「ジェイゾロフト」(一般名:塩酸セルトラリン)を発売した。日本ではSSRIとして3番目だが、世界で最も使用経験があり、使用データも豊富であるSSRIであることをアピールしていく。同社は大型化を期待している。
発売されるのは25mg錠(薬価:137・20円)と50mg錠(241・10円)の2規格。1日1回投与。漸増により最大100mgを超えない範囲で投与できる。
同社は、1990年に英国で承認されて以来、日本を含む世界110カ国、延べ1億人以上の患者に使用されてきた実績を、まずは専門医を中心に訴えていく方針。売り上げは、初年度が約22億円、ピーク時の6年目は約482億円を見込む。
なお、世界では2005年には32・6億ドルの売り上げがあったが、そのほとんどを売り上げる米国市場では6月30日に特許が切れている。
同社は、「うつの患者さんが増えている中で実績ある薬剤が選択肢に加わることは朗報だと考えている」としている。