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「日本在宅医療連合学会」がスタート

2019年07月22日 (月)

◆国が推し進める地域包括ケアシステムのカギとされている「在宅医療」だが、現状では成果と科学的根拠が乏しいと考えられている。こうした中、新たな課題に挑戦するため、日本在宅医療学会と日本在宅医学会が統合し、一つの学会「日本在宅医療連合学会」として新たなスタートを切った
◆第1回のテーマには「医療、福祉、介護、行政との協働」「連携から統合へ」「まちづくりに向けて」と、地域包括ケアの根幹をなすキーワードが並び、この取り組みなくして人口減少社会に突入したわが国の将来の医療は語れないと言っても過言ではない
◆ただ、医療界の重鎮から「在宅医療の成果が出ているように見えない」「学問体系がない」と厳しい指摘があった。それだけに連合学会は、質の向上とエビデンス構築が喫緊の課題となる
◆医学会の統合という流れに薬剤師も積極的に参画していく必要がある。医師をはじめ医療・介護・福祉職との一体的な取り組みとエビデンス作りは必須。井の中の蛙にならず、より大きな枠組みで時代を捉えたい。



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