◆広島県三原市の病院薬剤師と薬局薬剤師は、患者の基本情報を共有するカードを作成し、昨年11月から配布を開始した。三つ折りにして、お薬手帳のカバーなどに差し込んで活用する
◆カードには患者氏名や住所、連絡先のほか、病歴、治療経過、副作用、アレルギー、体質、生活習慣、健康食品の使用有無などを記入する。表紙には三原市のキャラクター「やっさだるマン」が描かれ、見た目のインパクトは強烈
◆お薬手帳には通常、患者基本情報記載欄があるが記載漏れも多い。カード配布時に薬剤師が説明し、一緒に情報を記入することで記載漏れを解消。その結果、多職種が随時、必要な情報を把握した上で関与できるようになる。お薬手帳更新時に情報を転記する手間も省ける
◆昨年5月に発足した三原市薬剤師連携を考える会が作成。退院時薬剤情報の記載フォーマットも統一し、お薬手帳等を介して情報を共有している。“三原モデル”と称し、一丸となって連携強化に取り組む姿勢を、他地域の薬剤師も見習ってもらいたい。
「三原モデル」
2019年07月29日 (月)
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