厚生労働省は26日、革新的医薬品などを生み出すサイクル構築を目的に、専門家がベンチャーの相談に応じる「医療系ベンチャートータルサポート事業」の2018年2月から今年6月末までの相談実績について、計235件の相談が寄せられたと公表した。医薬品に関する相談は71件で、法規制対応や資金調達に関する相談内容が多かった。相談業務に対しては、相談者の86.3%が肯定的に評価しており、厚労省は相談が増加傾向にある再生医療等製品とアプリケーションに精通した専門家を強化したい考えだ。
サポート事業稼働後の相談実績は、医薬品71件、医療機器98件、再生医療等製品25件、その他41件の計235件の相談が寄せられた。相談者の属性は、ベンチャー企業132件、アカデミアを除く個人等48件、アカデミア37件の順に多かった。相談の段階別では、延べ数で問い合わせ受付235件、事前面談194件、サポーター面談108件、フォローアップ108件だった。
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