国内の感染症関連学会や製薬企業などで構成する「AMR(薬剤耐性)アライアンスジャパン」はこのほど、世界的問題となっているAMR対策として、政府が新たに取り組むべき事項をまとめた提言を発表した。抗菌薬の適正使用を評価できる数値目標の設定、産官学が連携して運用できるサーベイランスシステムの構築、製薬企業が新たな抗菌薬の研究開発を推進できる資金調達方法の検討などを求めた。
今回の提言は、2016年に国が策定した「AMR対策アクションプラン」の実施後に出てきた課題に対し、政府が取り組むべき施策を示したもの。現在のアクションプランの数値目標は、抗菌薬の過剰な使用抑制につながる恐れがあるとし、適正使用を適切に評価できる数値目標を検討すべきとした。
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