アストラゼネカ(AZ)は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療剤「ビレーズトリエアロスフィア56吸入」(一般名:ブデソニド/グリコピロニウム臭化物/ホルモテロールフマル酸塩水和物)と、「ビベスピエアロスフィア28吸入」(一般名:グリコピロニウム臭化物/ホルモテロールフマル酸塩水和物)の2剤を新発売した。
ビレーズトリエアロスフィアは、吸入ステロイド薬「ブデソニド」と、長時間作用性ムスカリン受容体拮抗薬(LAMA)「グリコピロニウム臭化物」、長時間作用性β2刺激薬(LABA)「ホルモテロールフマル酸塩水和物」の3成分を含有する配合剤。「慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の諸症状の緩解」の適応で使用する。
一方、ビベスピエアロスフィアは、LAMAのグリコピロニウム臭化物、LABAのホルモテロールフマル酸塩水和物の2成分を配合した気管支拡張薬。「慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解」の適応で使用する。
用法・用量は、両剤ともに、AZの加圧噴霧式定量吸入器「エアロスフィア・デリバリー・テクノロジー」を使用し、1回2吸入を1日2回吸入投与する。