厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会の予防接種基本方針部会は26日、ロタウイルスワクチンの定期接種を2020年10月から開始する方針を決めた。標準的接種期間について、初回は生後2カ月~生後14週6日までとし、添付文書の記載状況を踏まえ、腸重積症の既往歴のある人などは定期接種の対象外とした。10月2日に開催予定の同分科会でも審議する。
ロタウイルスワクチンをめぐっては、定期接種化の課題となっていた費用対効果について、国内で製造販売するグラクソ・スミスクライン(GSK)とMSDから「一定の価格低減には応じられる」との回答を得たことから、13日の部会で定期接種化を了承。この日の部会では、接種対象者、定期接種の開始時期、疾病類型など、定期接種化に向けた具体的な事項について議論した。
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