厚生労働省の「難病に関するゲノム医療の推進に関する検討会」が8日に初会合を開き、難病領域にヒトの全遺伝情報を網羅的に読み取る「全ゲノム解析」を導入する実行計画について議論した。今回は全ゲノム解析を行う必要性や目的、対象疾患の優先順位のつけ方などを検討し、構成員からは継続性のある解析拠点の構築を求める声などが上がった。年内をメドに計画を策定する予定、次回以降の会合では、運営体制と体制整備を論点に議論する見通しだ。
政府は、難病対策として「より早期の診断実現に向け、遺伝学的検査の実施体制整備や全ゲノム情報を活用した治療法の開発を推進するため、数値目標、人材育成、体制整備を含めた実行計画を2019年をメドに策定する」との方針を示している。
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