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現場からかけ離れた議論では

2019年10月30日 (水)

◆25日の中央社会保険医療協議会総会では、医療機関と薬局が事前に合意書などを締結し、疑義照会を簡素化する取り組みが議論の俎上に上ったが、委員間では現場で進んでいる状況とかけ離れた議論が展開されていると感じた
◆本紙でもこれまで長く全国各地の取り組みを報じてきた。現在では政令指定都市の薬剤師会レベルの合意にまで発展し、医師から反発の声は聞かれないばかりか、「負担軽減につながっている」と高い評価を得ているのが現状である
◆それがどうして「特定薬局への誘導禁止に抵触する可能性」や「取り決め内容を医療機関と薬局の裁量に委ねることは非常に危ない考え方」になってしまうのか。薬剤師委員からも「特段否定しない」などと積極的に推進を求める意見がなかったのは残念だ
◆もちろん診療報酬で評価するかどうかは議論の余地がある。それでも、せめて取り組み自体を理解していることが前提ではないか。せっかく中医協での貴重な機会である。本当に現場の医師、薬剤師のためになる議論を求めたい。



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